🏡 家族ともっと長く一緒に!「Parent Boost Visitor Visa」申請受付スタート
- Sally Miura
- 9月29日
- 読了時間: 3分
更新日:11月13日
こんにちは!今日は、ニュージーランド移民局(INZ)が新しく導入した 「Parent Boost Visitor Visa(ペアレント・ブースト・ビジター・ビザ)」 についてご紹介します。
このビザは、ニュージーランドに住むお子さんと一緒に、もっと長く過ごしたい親御さんのための 長期滞在用ビジター・ビザ です。
🌿 このビザのポイント
最大 5年間 の滞在が可能
期間中は 何度でも出入国OK
条件を満たせば さらに5年延長も可能(最長10年)
※ このビザは 永住権への道ではありません。あくまで一時的な訪問ビザです。
👨👩👧 申請できる人と主な条件
申請できるのは、ニュージーランド国外にいて、次の条件を満たす方です:
健康・品行の基準をクリアしている
スポンサー(支援者) がいる(NZ国民または永住者である成人の子ども)
滞在中の生活費をまかなえる収入または資金がある
扶養している子どもがいない(dependent children がいない)
滞在後は母国に帰る意思がある(=「誠実な訪問者」)
条件を満たすと「事前承認(approval in principle)」が出て、次に 12か月分の医療保険証明 を提出する流れになります。
🩺 健康と医療保険のポイント
過去12か月以内の健康診断結果を提出(または新しい診断を受ける)
ビザ期間中は、下記の内容をカバーする保険に加入が必要:
緊急医療ケア:NZD 250,000 以上
がん治療:NZD 100,000 以上
帰国費用:NZD 250,000 以上
遺体搬送など:NZD 50,000 以上
保険は滞在全期間をカバーしている必要があり、12か月分を前払いします
※ 保険を維持していない場合、ビザの取り消しや再申請の制限がかかることがあります。
💰 資金・収入の条件
申請時には、以下のいずれかで経済的な要件を満たす必要があります:
スポンサーの収入 - 単独スポンサー:一定額以上の中間賃金に相当する収入 - 共同スポンサー:中間賃金の1.5倍(NZD 104,707.20/年) - 親が2人の場合は、1人につきさらに NZD 34,902.40 を追加
親本人の定期収入 - 単身の場合:NZ年金の単身者基準(約 NZD 32,600/年) - 夫婦の場合:年金の夫婦基準(約 NZD 49,500/年)
親本人の貯蓄・資産 - 単身:NZD 160,000 以上 - 夫婦:NZD 250,000 以上
👩👦 スポンサー(支援者)について
スポンサーになれるのは、18歳以上のニュージーランド国民、または永住者であるお子さん です。お子さん1人がスポンサーになることもできますし、パートナー(配偶者)と一緒に 共同スポンサー として申請することも可能です。
スポンサーは、親御さんの滞在中に必要な 生活費や滞在費のサポート責任 を負います。
⏳ 滞在中の注意点
ビザ承認後は 6か月以内に入国 が必要
滞在中は出入国自由
滞在開始から3〜4年目の間に 中間チェック(compliance check) が行われ、健康や保険の継続が確認されます
条件を守らない場合、ビザが取り消されることもあります
💬 まとめ
Parent Boost Visitor Visa は、「家族ともっと長く一緒に過ごしたい」という親御さんの願いをかなえる新しい選択肢です。
ただし、申請には細かな条件や証明書類が必要になります。申請をご検討の方は、早めに準備を進めることをおすすめします。
詳しくは、ニュージーランド移民局の公式サイト(INZ) でもご確認ください。
※注意:この記事に記載の内容は 2025年9月時点の情報 に基づいています。今後変更される可能性がありますので、最新情報は INZ公式サイト でご確認ください。




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